旅に出れば人生は変わるは嘘!!
これまで、沖縄、北海道、タイ、アメリカ、インド、アフリカと
生活、仕事の場を移してきた。
アフリカで生活をはじめて5年たって思うのは、やはり人生は平凡であるということ。
確かに、人から見れば毎日いろんな出来事が発生するため、刺激的で楽しそうと感じるかもしれないが、本人にとってはもはや驚くに値しない、日常となっている。
刺激的な日々を求めているあなたへ
もっと、エキサイティングな人生を送りたい!!
今の仕事はルーティンワークばかりでつまらない。
と嘆いている人、多いと思います。
でも、それは隣の芝が青く見えているだけ。
一見、エキサイティングに見える仕事でも、その生活を何年も繰り返せば
やがてそれが日常になっていく。
海外での仕事も同じ。海外を転々と生活していると、一見刺激的な毎日を
送っているように見えるがその刺激も含め日常となっていくものである。
人生を楽しくするために旅に出よう、はウソ。旅に出ても問題は解決しない!!
最近は、旅に関する記事を配信しているブログが増えているように思う。
旅に出ることで自分を変えて、刺激的な毎日を送ろう、と
日常に嫌気がさしている人の背中を押している記事が多い。
しかし、
今、会社をやめて旅に出ようと思っているあなた。もう一度考えてもらいたい。
旅に出たからと言って、その後も刺激的な人生になることなど、ありえないということを。
”燃え尽き症候群”という言葉を聞いたことがあるだろうか?
これは、世界一周を目的として旅に出た後、目的を達成してしまったために、その後何をしたらいいか分からなくなってしまった人のことを指す。
そして、日本の会社はつまらないからといい、だからと言ってやりたいことがあるわけでもないので、フリーターとして、社会の文句を言いながら生きていくことがある。
やがて、会社に就職するも、結局は以前と同じ社会の激流に流され、何も変わらない生活をこれまでと同じように我慢して送ることになることになるのである。
では、どうしたらいいのか?
旅の目的の明確化が大切
まずは、以下の質問に応えてほしい。
なぜ、旅に出るのか?
- 今行かないといけない理由(老後ではだめなの?)
- 目的は何か?
- その目的を達成するためには、会社を辞める必要があるのか?
- 旅でないと、いけないのか?
例えば、
人見知りな性格を直し、コミュニケーション能力を向上させたい
ということであれば、旅に出なくても、日本で向上させることは可能である。
世界各地のごはんが食べたい!!これも、東京へ行けば各国の人に会うことが出来、
その国の食事をとることは可能である。
世界各地で旅人にあって思うこと
僕は、自分が旅をすることも、旅をしている人も好きである。
旅先で出会えば、いろんな話を聞いてみたいと思うものである。
一方、こんな人とも良く出会う。
のりお:どういうルートで旅してるんですか?
旅人:アジアから出発して、今は世界二周目なんです。
のりお:いつまで、旅する予定ですか?
旅人:んーーー、、、お金が無くなるまで
のりお:世界二週目なんですか?でも、どうして?
旅人:いや、特に理由は。。。
大学生だったらまだしも、彼はどう見ても30代中盤。
こういう人は、目的をもって旅をしてないので、話をしてもたいがいつまらない。
良かった国を聞いても、たいした理由も答えられないのがおちである。
若者よ、旅に出よ!!
若い内に海外で経験を積むことは、大きなプラスになる。
インターンシップなり、ワーキングホリデーを最大限活用して、大いに外の価値観に触れてほしい。
日本がどれだけ、マイノリティーな常識に縛られているかが良く分かるだろう。
しかし、大学生が旅をするのであれば、就職前の2回生か3回生の時に休学することを進める。
今の日本社会にとって、まだまだ新卒は宝である。
まとめ
では、人生を楽しくするためにはどうしたらいいか。
それは、当たり前に来る日常を楽しむことである。
- 最近、月を見上げましたか?
- 彼氏、彼女にしてもらってうれしかったことは?
- 家族で食事をしたこと、思い出してみてください。
- 子供が産まれたときの気持ちはどうでしたか?きっと、健康で生まれてきてくれれば、それで十分と願ったのではないですか?
人間、欲深い生き物です。すぐに、前言を撤回し、もっともっとを求めてしまいがち。
今一度、
”足るを知る”
の原点に返って、日常の中からささやかな幸せを見つける訓練をしてみてください。