うさろぐ日記

”アフリカ、旅、貧困” 人生を哲学するブログ

窒素、リン酸、カリ、適切な施肥量は?

窒素の適正施肥量

一般的には、25mg/100g以上のアンモニア態窒素含量があると過剰とされている。また、作付け前の土壌中の無機態窒素含量が高い場合は、元肥を減肥する必要がある。例えば、作付け後の無機態窒素が15 mg/100gあった場合、15 kg/10a (1000m2) つまり、15 g/m2の窒素施肥量に相当する。(作土の深さが10cmの場合)これは、化成肥料オール8で 1平方メートルあたり、180g程度散布した量と同等である。一般的な元肥施肥量は1平方メートルあたり150 - 200gなので、この場合は元肥は施肥しなくてもよいということになる。

きゅうりでは、生育中の無機態窒素含量が10mg/100g を下回ると収量が低下してしまうため、追肥重視の肥培管理が大切である。

ホウレンソウ等の葉菜類では収穫時の無機態窒素含量が5mg/100gを下回らないように管理することが、高品質な野菜を収穫するうえで重要となる。

 

リン酸の適正施肥量

一般的には20 - 100mg/100gの範囲内が適正な量といえるが、リン酸値が100mg/100gで減肥すると収量が低下することがあるため、150gm/100g で減肥するのが安全である。

有効態リン酸が300mg/100g とかなり過剰な場合には、マンガン欠乏症の原因となるなど生理障害を起こしやすくなるといわれているので、リン酸を無施肥とし、深耕によりリン酸肥料の少ない下層土と混ぜ合わせてやる必要がある。

カリウム、マグネシウム、カルシウム等の塩基類

カルシウム:マグネシウム:カリウムの日は65-75 : 20-25 : 2-10が適当である。一般には5:2:1が分かりやすい指標として利用される。これらは、ミリグラム当量(meq)の比で表される。参考までに土壌分析で用いられる単位であるmb/乾土100gで表すと

Cao:MgO:K2O = 278-315: 90-75: 14-371となる。